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新LCCの『ボンザ航空』が2022年10月に就航へ オーストラリアでの新規エアラインの参入は14年振り

 2022年10月に就航を予定するオーストラリアの新LCCのボンザ航空(Bonza Airline)が、運航計画を発表しました。

 ボンザ航空は、サンシャイン・コーストとメルボルンを拠点とし、現在市場をリードしているカンタス航空、ジェットスター、ヴァージンオーストラリア航空と競合しない路線に中心にネットワークを展開します。

 ボンザが就航する都市はメルボルン、アルベリー、アバロン、バンダバーグ、ケアンズ、コフスハーバー、グラッドストーン、マッカイ、ミルデュラ、ニューカッスル、ポートマッコーリー、ロックハンプトン、サンシャインコースト、トゥーンバ・ウェルキャンプ、タウンズビル、ウィットサンデーなど15の都市を予定しています。


Photo : Bonza

 同社のTim Jordan CEOは、サンシャイン・コーストとメルボルンの2つの拠点から、超低運賃で多くの選択肢を提供するとし、これまで飛行機での移動を避け、車で長距離移動していた層がターゲットであるとしています。

 また機材においては、出資元の777 PartnersがB737MAXの新造機を提供する予定となっており、就航時は5機でスタートし、1年目で8機体制とする計画です。

 なおオーストラリアにおいて新航空会社の参入は、タイガーエアオーストラリア以来の14年振りとなり、ボンザの就航で、オーストラリアの地方都市への移動手段の選択肢が増えることになります。

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