機材 航空ニュース

エアバス、解体したA380の部品を入手できるオークションを開催へ【A380の開発には意味があった】

 エアバスは、航空ファン向けに解体したA380型機の部品を入手できるオークションを開催する予定であることを発表しました。

 2022年6月に開催されるこのオークションにおいては、照明、バー、階段、手すり、カート、座席、コックピットの脱出用ロープなど、約500点のさまざまなアイテムが出品される予定です。なお収益の一部はエアバス財団に寄付され、人道支援活動に役立てられる予定です。

 オークションに出品される部品の大半は、2020年2月までエミレーツ航空で活躍し、2021年にTarmac Aerosave社によって解体されたMSN13/A6-EDBのものとなり、日本への飛来実績がある機体となります。

 またエアバスは、商業的な成功はなかったものの、エアバスはこのA380プログラムによって「今日のように、効率的な航空機を幅広く提供する航空機メーカーとなり、安全で統一された世界のための持続可能な航空宇宙における先駆的グローバルリーダーとなった」と声明を発表し、A380の開発は無駄でなはなく、意味があったものとしています。詳細はこちら Photo : Airbus

A380を再利用したホテルが2024年までにトゥールーズ・ブラニャック空港近郊にオープンへ 航空ファンがターゲット

今年生産プログラムが完了したA380、なぜA360やA370を通り越してA380となったのか

元エアバスのトップセールスマンがA380の過ちを語る【設計ミス・裏切り・混乱】