ロシアがウクライナに侵略戦争を行っていることの制裁の一環として、イギリス政府がロシア国籍機の自国領空の飛行を禁止する措置を講じたのを皮切りに、同様の措置を講じる欧州各国政府が増加しています。
これまでにイギリス・ポーランド・ブルガリア・チェコ・リトアニア・ルーマニア・エストニア・ラトビア・スロベニアがこの措置を講じており、ロシア政府もその制裁を課した国に対し同様の措置を講じる報復を行っている状況となります。
26日のアエロフロートロシア航空のモスクワ発ブダペスト行きSU2466を一例とすると、飛行ができなくなったポーランドを迂回して約1時間遅延して運航しましたが、後にラトビアも飛行禁止となったことから、今後この航路も使用できなくなります。
今後対ロシアの飛行禁止措置は更に拡大するとみられており、アエロフロートロシア航空を始めとするロシアの航空会社は、運航が難しい状況に追い込まれていくことになります。