世界最大かつ最重量の貨物機として知られるアントノフの『An-225/ムリーヤ』がロシア軍の攻撃により破壊された事が確認されました。
旧ソ連時代にウクライナで開発された同機(UR-82060)は、ウクライナのホストメル空港に駐機していましたが、現地時間2月27日にロシア軍の主要攻撃対象となっている同空港が被害を受けるのと同時に被弾し破壊されました。
Satellite imagery matches the paneling type of the hanger, and ground level photo's match the open back and from the of hanger. I believe we can confirm the #An225 has been destroyed pic.twitter.com/uStFnD5IWb
— OSINT_Canada (@canada_osint) February 27, 2022
Photo : ANTONOV
同機は、その巨大な機体を活かした貨物搭載力で、東日本大震災時の支援物資の輸送や、コロナ禍初期の医療物資の輸送で日本に飛来し活躍した機体ですが、このような残念な形で運航継続が不可能の状態となってしまいました。また運用可能な同型機の唯一の機体であり歴史的価値もあったことから、航空業界として大きな損失を被ったことになります。