カナダの航空当局は、ロシアのアエロフロートロシア航空機が領空侵犯したことを発表しました。
カナダ当局は、ロシアのウクライナ侵攻の制裁の一環として、2月27日からロシアの航空機の自国領空の飛行または、乗り入れを禁止しましたが、効力が発生した5時間後にアエロフロートロシア航空が運航するA350-900型機がカナダ上空を飛行したとして非難しています。
該当機は、マイアミア発モスクワ行きのSU111便となり、同便の運航以降この路線は運休となっています。
この違反に対しカナダ当局は『領空侵犯について調査を行い、再発防止策を講じるとともに、今後の侵犯を防止するために適切な執行措置を躊躇なく講じる』とコメントしています。
なおカナダのOmar Alghabra 運輸大臣は、飛行禁止措置を講じるに際しロシアに対して以下の声明を発表しています。
『プーチン大統領のウクライナに対する侵略行為に対して、カナダ全土が一致団結して憤慨しています。これを受け、我々はロシアが所有または運航する航空機のカナダ領空を閉鎖しました。カナダ政府はロシアの攻撃的な行動を非難し、ウクライナに寄り添う行動を取り続けます。』Photo : Airbus
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