FSC 機材 航空ニュース

ルフトハンザがエアバスに売却する6機のA380は2022年10月から引き渡しへ

 ルフトハンザグループがエアバスに売却を予定する6機のA380のエアバスへの移籍は、2022年10月を予定していることがわかりました。

 これは年次報告書から明らかになったもので、まずは3機が2022年に引き渡され、2023年に残る3機が引き渡される計画であることが明らかになっています。

 同社は、2019年に保有する14機のA380のうち6機をエアバスに売却することでエアバスと同意しており、この契約において取引価格は非公開とすることが決まっています。

 またエアバスが引き取る4機については、使用用途が明らかにされていないことから、エアバスが何らかのプロジェクトを計画しているとの憶測や、単に中古機市場に投入するとの予測があり、今後これらの機材がどのような処遇となるのか注目です。なおこの6機を買い取るというエアバスの決定においては、ルフトハンザがA350型機を大型発注する過程で行われたもので、ルフトハンザの要求をエアバスが受注獲得のために飲んだという見立てが主流となっています。

 なおルフトハンザドイツ航空は、新型コロナウイルスの影響を受け、今後保有する全てのA380を退役する方針となっており、今後コロナからの需要の回復で一時的にでも復帰するかが注目ポイントとなっています。Photo : Lufthansa

ルフトハンザグループの機材選定の元責任者がA380について語る 羽田の再国際化もA380の活躍の場が失われた理由の一つ

ルフトハンザドイツ航空CEO『A380は明らかに復帰しない』

ルフトハンザグループ、大幅な機材削減計画を発表 A380・A340は退役へ