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モスクワ・シェレメチェボ国際空港、従業員7,000名を一時解雇 雇用継続者も大幅な給料カット

 モスクワのシェレメチェボ国際空港は、従業員7,000名を一時解雇したことがわかりました。

 これはロシアがウクライナに侵攻した影響を受け、国際線の運航継続が難しくなり運航便数が激減したためで、約7,000名の従業員が一時解雇となった模様です。また雇用が継続となる従業員においても給料の3分の1がカットされたとみられています。

 既に同空港は、ターミナルDを閉鎖するなどして需要の減少に対応していますが、欧米とした各国の制裁の影響により需要回復の目途がたっていないのが現状となり、当面は制裁が続くと予想されることから、ロシアの航空業界に携わる人々は大きな影響を長期的に受けると予想されます。

 今回の経済制裁により航空業界は壊滅的と言っていい程影響を受けているおり、その対策としてロシア政府が検討していることも安全性を脅かす可能性があり、ロシアには制裁下での空の安全の確保が求められます。Photo : SVO

モスクワ・シェレメチェボ国際空港、2022年3月15日よりターミナルDを閉鎖

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