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エミレーツ航空社長、A380の退役による大型機の不足に懸念を示す 2030年代はスロットが不足

 エミレーツ航空のTim Clark 社長は、自社のフラッグシップであるA380が今後退役していくことにより、大型機が不足していくことに懸念を示しています。

 これはCAPAの会議でエミレーツ航空社長が述べたもので、2030年代には、ロンドン、シドニー、香港、ニューヨークといった最重要ハブ空港の発着枠は限られたものになると予想されることから、大型機が非常に重要なものになるとし、いずれ退役するA380による供給量が満たされなくなることに懸念しているとしています。

 またA380neoの開発をエアバスに提案したものの実現しなかったエピソードを明かし、大型機の不足が今後課題となるとしたほか、現在抱える大きな課題の一つは、必要なペースで航空機を調達することであるとし、開発が遅れ納入が遅れているB777Xに関して、ボーイングを牽制しています。

 昨年同社長は、これまでの航空業界の主流であったハブアンドスポークがポイントトゥポイントにシフトしていくという考え方について、『全く同感できない』との見解をしており、今後もハブアンドスポークこそが主流であり続けるとし、今後も大型機の需要はあり続けると発言しています。

 世界が小型機にシフトしていっているものの、発着枠不足は依然として問題であることから、エミレーツ航空社長の考えのように、2030年代に再び大型機需要が回復するのか注目となります。Photo : Airbus

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