現地時間2022年4月12日、エールフランスKLMグループは、エアバスと締結していた4機のA350Fを購入するLOIを確定発注に切り替えたことを発表しました。
この貨物専用機は、現在2機のB777Fで構成されているエールフランスの貨物輸送能力を増強し、100機以上のワイドボディ旅客機の旅客機による貨物輸送力を補完することになり、パリ・シャルルドゴール空港の貨物ハブを拠点にエールフランス航空が運航する予定となり、購入する4機に加え、4機のオプション購入権があります。
今回の確定発注に伴い同グループのBenjamin Smith CEOは『今回の発注は、活況を呈する貨物事業での地位を強化するというエールフランスKLMの決意を具現化したもので、我々はこのような貨物事業での地位を強化するために必要な投資を行います。』と述べています。
エアバスが開発するA350Fは、現在5つの顧客から計29件の受注とコミットメントを獲得しており、ボーイングがほぼ独占している貨物機市場において今後もシェア拡大を狙う考えです。Photo : Air FranceKLM