オーストラリア政府は、本日2022年4月18日より入国時の陰性証明書の提出を不要とし、入国時の規制緩和を進めます。
同国においては、ワクチン接種を完了した日本人渡航者を対象に昨年12月から隔離措置なしで受け入れを再開し、その際に陰性証明書の提出も必須でしたが、本日よりワクチンの3回接種を条件にこの規制が撤廃されます。
これにより費用・手間が省けることから、渡航のハードルが一段と下がることになり、正常化へ向けて一歩前進した形となります。
現在多くの国が、次なる緩和の一歩目として陰性証明書の提出を不要とすることを検討し脱コロナを目指しており、これが日本でも実現すると一気に渡航のハードルが下がることになり、本格的に航空需要が回復していくことが期待されます。
オーストラリア政府は、当初中国同様にゼロコロナ政策をとり自国民の入国を制限するなど鎖国を実施していましたが、この政策が不可能であると方針転換し、現在はコロナとの共存を掲げ、正常化に向けて柔軟な対応を行っています。この政府の対応は、日本も見習う点があり、日本政府が今後の脱コロナのビジョンを明確に示すことで、いち早い航空需要の回復を実現することに期待したい。Photo : Sydney Airport