ボーイングは、2022年後半にもB787型機の納入を再開する計画であることがわかりました。
これはReutersが報じたもので、有力な内部の関係者による情報として2022年第3四半期からの再開が最有力としています。
ボーイングの主力機となるB787型は、機体の品質問題により2021年5月以降納入が停止されており、米連邦航空局(FAA)は2022年2月15日に、今後航空会社へ納入する前に、FAAが機体毎に審査を行うことを明らかにしています。
従来機体ごとに審査を行うことはないことから、納入まで時間を要し効率性は悪くなりボーイングにとって痛手となりますが、相次ぐ問題発覚により、FAAは安全確保のために介入せざるを得ないと判断したとみられています。なお納入再開の判断はFAAが決定権をもっているため、この決定従わざるをえないものとなります。
このようなことから各社の機材計画に影響が出ており、受領予定の各社は計画の変更を余儀なくされているのが現状となっていますが、まずはデリバリーが再開される見通しとなったことで、多くのエアラインが胸をなでおろしているかもしれません。Photo : Boeing