タイ政府は、2022年5月1日よりワクチン接種者の入国時のPCR検査を撤廃すると発表しました。
これまでワクチン接種者においては、隔離は不要となっているものの入国時にPCR検査を受ける必要があり、結果が出るまでホテルで待機する必要がありましたが、5月からはこれが不要となります。
また滞在期間中の抗原検査も任意となるほか、入国条件となっている医療保険の補償額を現在の2万ドルから1万ドルへと引き下げます。このようなことから、タイへの渡航のハードルが一段と下がることになり、既に急回復している航空需要の回復に更に弾みがつくものとみられます。
東南アジアにおいては、シンガポールも同様にワクチン接種者を対象に検査を撤廃する方針であることから、今後タイ~シンガポールなどの特定国間では、ほぼ通常の往来が可能となります。
なおタイ政府は、今後7月からコロナに関する水際対策を完全撤廃する方針で計画を進めており、現時点では計画の実行にむけて順調に進んでいるものとみられます。