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インド航空当局、エアインディアが保有する全てのB747-400型機の登録を抹消 全機退役との見方が有力

 インド航空当局は、エアインディアが保有する全てのB747-400型機の登録を抹消したことがわかりました。これによりエアインディアは同型機を全機退役させたとの見方が有力となっています。

 登録が抹消されたのは、VT-ESO(MSN27165)、VT-ESP(MSN27214)、VT-EVA(MSN28094)、VT-EVB(MSN28095)となり、2021年3月10日にVT-EVAが飛行したのを最後にエアインディアはB747の運航を停止しており、これら機材はムンバイ空港で保管されている状態となっていました。

 昨年8月には、同国のV K Singh 航空大臣が「現在エアインディアが保有しているB747-400型機は4機で、その平均機齢は約26年です。現在4機のB747-400型機のうち3機がメンテナンス中であり、エアインディアはB747の運航を段階的に縮小する計画はありません」と述べ、今後も同型機を運用を継続する方針を示していましたが、その後タタグループが買収したことにより、経営陣が方針転換したものと考えられます。

 エア・インディアは1971年4月からB747型機を運用し、同型機のオペレーターとして長い歴史を持ちますが、残念ながら現在の状況を見る限り退役との見方が有力です。なお現時点でエアインディアからの正式な発表はなされていない状況です。Photo : wikimedia commons

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