札幌市は、丘珠空港の滑走路を300m延伸する方針を固めたことが明らかになりました。
札幌市はこれまで1,800m化と2,000m化の2案で検討を進めていましたが、後者の場合、工費や騒音問題が拡大することから、前者の案が現実的な案として採用した模様です。なお滑走路は北西方向に200メートル、南東方向に100メートルずつ延ばすことが予定され、ターミナルビルの整備も計画に盛り込みます。
この300mの延伸により、夏季期間よりも停止距離を多く確保する必要のある冬季期間にも小型ジェット機の運航が可能となり、発着便数の拡大が期待され、利用者の利便性向上が期待されます。
現時点では約10年後の整備を想定している模様で、今後国交省へ延伸の要望を行い、最終的な判断は国が行うことになります。Photo : 丘珠空港