イギリス政府は、ロシアに対する制裁強化の一環としてロシアの航空会社が保有するイギリス国内の発着枠の売却を阻止する措置を講じることを発表しました。
この措置により、アエロフロートロシア航空が保有するヒースロー空港の発着枠、ロシア航空が保有するサンクトペテルブルク空港、ガトウィック空港の発着枠、ウラル航空の保有するスタンステッド空港の発着枠の売却を阻止することが可能となり、その価値は総額5,000万ポンド(約80億円)となります。
ロシアの航空会社は、制裁によりイギリス国内に乗り入れることが不可能となったことから、価値が高く高額で取引が行わるヒースロー空港の発着枠を売却するとの予想もありましたが、これが不可能となり、イギリス政府はあらゆる事態を想定して先手を打った形となります。Photo : Airbus