エアバスは、現在開発中のA321XLRの飛行試験機の塗装からロシアを排除しました。
今後ナローボディ機で世界最長の航続距離を誇ることになる同型機は、その性能を活かし世界各国の路線に就航が可能であることを示すために、世界各国の主要都市や観光スポットを尾翼に描いていますが、ロシアのウクライナ侵攻に伴いロシア関連の塗装を排除したことが確認されています。
Photo : @Tobias_Gudat
初期の塗装では、ロシアの赤の広場と聖ワシリイ大聖堂が描かれていましたが、これが排除され、現在はカナダ・ケベック州にある高級ホテル「シャトー・フロンテナック」に変更されています。
これまでは、EUの制裁によりロシアの航空会社へ航空機の納入を停止するなどしていましが、今回の措置は自発的なものであることから、エアバスのロシアに対する抗議の意思が見て取ることができます。