エアバスが開発を進め、ナローボディ機の世界最長の航続距離を誇ることになるA321XLRの初号機が、現地時間2022年6月15日午前11時5分にハンブルク・フィンケンヴェルダー空港から初離陸を果たしました。
初号機は記事をリリース時点で現在も飛行を継続しており、初飛行にして長時間の飛行テストを実施しています。
A321XLRは、従来機よりも30%の燃費向上を実現し、航続距離はナロボディー機の世界最長航続距離の8,700kmとなり、今まで大型機では採算ラインに乗らなかったような都市間の新路線開設などが期待され、市場のゲームチェンジャーとして期待される機種となります。
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— Aileron Aviation Films (@AileronAvFilms) June 15, 2022
Photo : Airbus
A321XLRの運航開始は当初2023年に予定されていましたが、火災リスクなどに関する問題の認証に時間を要することから、同型機の運航開始は2024年に延期されています。今後は規制当局の承認時期が焦点となりますが、エアバスは依然として同型機の性能に自信を示しているほか、約10年で1,000機以上を販売することに自信を示しています。
性能だけでみれば東京からシドニーまでナローボディ機で運航できることから、FSC・ LCCを問わず今後も受注を伸ばすことが予想されています。