先日、ルフトハンザドイツ航空がA380の復帰やB777-300ERの導入を検討していることをお伝えしましたが、現在開催されているIATAの年次総会で、同社Carsten Spohr CEOは7月にもこれら機材の運用を最終判断することを明らかにしています。
同CEOは、B777Xの納期遅延問題により、A380の一部を復帰させる、あるいは代替案を探す必要があるとしており、その代替案はB777-300ERの導入であるとしています。
しかしながら新規発注した際は、納入が2025年になり問題の解決策にならないことから、現在ボーイングとリース会社と話し合いの場をもっているとし、他社向けに製造され契約時期受領が実現しない機材『ホワイトテイル』の導入の可能性を模索しているとしています。
またA380の再運用およびB777-300ERの導入おいては、最低でも9ヵ月の準備期間が必要になることから、2023年の夏スケジュールにこれら機材を稼働させることを考えると、来月7月にこれらの機材を再運用、導入の最終判断を下す必要があるとしており、今後同社の機材計画が明らかになるものとみられます。Photo : Lufthansa