エミレーツ航空のTim Clark社長は、航空需要が急回復していることから、A380の稼働機数を増加させることに注力していることを明らかにしました。
現在エミレーツ航空は、保有する119機のA380型機のうち、65機から70機が稼働している状態となっており、今後需要に対応するため、稼働機数を可能な限り増加させることに注力するとしています。
しかしながら、安全に妥協が許されず訓練には一定の時間がかかることや、訓練施設の対応能力の問題により、これが稼働機数が劇的に増えないというボトルネックになっており、今すぐに改善することは難しい状況とみられています。
一時は成田線にA380が再投入されることが計画されましたが、現在は白紙化されており、成田線への再投入にはもうしばらく時間がかかることが予想されます。何れにせよ、一時活躍の場を失うことが危惧されたA380ですが、現在は当初想定されたよりも多くのエアラインが再運用しており、再び活躍の場を得たことで、当面A380が活躍する姿がみることができそうです。