ルフトハンザドイツ航空は、2023年夏よりA380型機を再運用する予定であることがフランクフルト証券取引所の資料から明らかになりました。
同社は、新型コロナウイルスの影響を受け、保有する全てA380を退役させる方針を示していましたが、一転して再運用する方針に切り替えます。
これは既報の通り、B777Xの開発遅延や航空需要の急回復により大型機が不足しているためで、今後は何機のA380を復帰させ、どの路線に投入するかが焦点となります。同社は、2022年10月から計6機のA380をエアバスに返却する予定ですが、残り8機のA380については、4機(1機を予備機)の運用または、8機(2機を予備機)の運用をどちらかを検討しているとみられ、主に北米路線に投入するものとみられます。
またこの他にもB777-300ERを導入する事も検討されているとみられ、これに関しては他社がキャンセルした機材を導入することを想定しており、既にボーイングと4~6機を導入する可能性があることを前提に話し合いの場をもったとされています。
A380型機においては、退役方針を決めたエアラインが諸事情により復帰させるケースが幾つか出てきており、これまでにカタール航空が運航再開したほか、今後エティハド航空も運航を再開するものとみられています。Photo : Lufthansa