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ANA、日本のエアラインとして初めてB777XFとB737MAXの導入を正式決定 なおB777Xの導入機数は減少

 ANAは、B777XFとB737MAXの導入を正式決定したことを発表しました。

 同社は、本日2022年7月11日に開催した臨時取締役会において、2014年3月27日に導入を発表していたB777-9型機20機の内2機をB777XF(B777‐8F)へ変更することを決定したほか、2019年1月29日に発注を発表していB737MAX8(B737-8)の導入に向けて確定20機、オプション10機の最終購入契約をボーイングと締結した事を明らかにしました。


Photo : ANA

 受領時期においては、B777XFは2028年度以降の受領を予定し、B737MAXは2025年度からの導入を予定しています。なおB737MAXの導入に際し以下の声明を発表しています。

737-8型機は、他運航社において過去2度の事故が発生したことで世界で約1年9カ月の間運航停止措置がとられていましたが、事故要因と判断されたシステムの改修や乗員の訓練見直しなどが要件化され、2020年11月に米国連邦航空局(FAA)が運航再開を承認しています。現時点において世界46社の航空会社が当機種の運航を再開しており、大きな不具合なく順調に運航実績を積み重ねています。
当機種は、ボーイング737シリーズの最新機種であるMAXシリーズの1型式であり、燃費効率の良くなった次世代エンジン搭載に加えて、最新鋭の翼端(アドバンスドテクノロジーウィングレット)により、在来ボーイング737NG型と比較して約15%消費燃料の軽減が見込まれるなどの優れた経済性を有しています。機内空間においては在来型と比較してさらに開放感が高まり快適性が向上しているうえ、静粛性も高いことから、現在国内線で運航中のボーイング737-800型機の後継機として導入予定です。

Photo : Boeing

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