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キャセイパシフィック航空、海外で保管している100機以上の機体を香港へ戻す方針

 キャセイパシフィック航空は、新型コロナウイルスの影響を受け、活躍の場を失った機材をオーストラリアの砂漠地帯となるアリススプリングスで保管していますが、今後これらの機材を順次香港へ移動させる方針であることを明らかにしました。

 これは入国規制が徐々に緩和していることから、今後の需要回復に備えるためで、年内に58都市への運航再開を目指すとしています。

 正確な数字は明らかになっていないものの、同社は約130機を海外で保管しているとみられ、今後移動させる機材は100機以上に上るとみられ、大規模な計画となります。

 機材を移動させる時期などへの言及はありませんが、長らく続いた香港の厳しすぎる規制が緩和されることを見越しての動きともとれ、コロナ以前までアジアの主要ハブ空港であった香港空港にようやく賑わいが戻る可能性があります。Photo : Hong Kong International Airport

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