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ベトナム初の貨物エアラインのIPPエアカーゴ、間もなく初号機を受領 将来的には日本への就航も

 ベトナム初の貨物エアラインとなるIPPエアカーゴは、間もなく初号機を受領する予定であることを明らかにしました。

 初号機は、BBAM Aircraft Leasingからのリース機となり、今後4機のB737-800BCFを受領する予定となっています。現在までに事業ライセンスを取得できていないものの、近日中に認可取得見込みであることから、機材の受領が先行する見込みです。なお就航当初は、シンガポールと香港への路線展開が予定されています。

 ベトナムの貨物市場においては、ベトナムの航空会社による国債貨物シェアは、約10%に過ぎないことから、シェア拡大を目指して同社が参入することとなり、今後はB777F、A330Fなどの大型貨物機の導入も予定しています。

 就航都市は、国内のカントー、ダナン、カインホア、ラムドン、プレイク、ハイフォン、クアンニンなどの生産拠点とハノイ、ホーチミンの積み替え拠点を結び、日本を含む北東アジア、東南アジア、南アジア、ヨーロッパ線へ接続する戦略で、4年以内の黒字化を目指します。

 ベトナムにおいては、新興エアラインの事業拡大スピードが非常に早いことで知られており、ベトジェット・バンブーエアウェイズなどの成長速度を考えると、瞬く間に巨大貨物エアラインに成長する可能性があり、早いタイミングで日本に飛来することも期待できるかもしれません。Photo : IPP

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