ルフトハンザドイツ航空の初号機となるB787型機は、海南航空仕様で運用することがわかりました。
初号機となる登録番号D-ABPAは、今月末にもフランクフルトに到着する予定ですが、この機体は海南航空が金銭的な問題で受領できなかった機材となり、これをルフトハンザドイツ航空がディスカウント価格で買い取ったものとなります。
今回初号機受領後は、該当機が整備施設に入ることから、座席などの改修を行うとみられていましたが、ここでの改修はシートカバーの変更、壁パネルの改修を行うだけの簡素な工事で済ませ、ほぼ海南航空仕様で運用となる見込みです。
Photo : Hainan Airlines
これにより、該当機は海南航空の発注したヘリンボーン配列のビジネスクラス26席、2-3-2配列のプレミアムエコノミー21席、3-3-3 配置の エコノミークラス247席での運用となります。
ルフトハンザドイツ航空はこれまでにも訳ありとも言える機材の調達を進めており、コロナ禍では元フィリピン航空のA350を導入しそのまま運用するなど、最新鋭機を格安で調達しています。なおB787の2号機はビスタラ向け機材となり、導入5号機までは他社向けに製造されたものとなります。Photo : Lufthansa
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