UPSは、ボーイングに対してB767-300Fを8機追加発注したことを発表しました。
今回の発注によりUPSのB767Fは108機に増加することになるほか、ボーイングにとって同型機の受注は、今年に入って初めてとなります。なお今回発注分は、2025年からの受領を予定し、2023年後半には767-300BCFの導入も予定しています。
今回の契約締結に伴いUPSのNando Cesarone VPは『767Fの追加発注は、世界中のUPSのお客様に大切なものをお届けし続けるために役立ちます。この航空機は、世界のあらゆる地域で運航している非常に汎用性の高い航空機です。これらの航空機により、当社の航空機は業界で最も近代的なものとなり、効率性、持続可能性、信頼性を向上させながらお客様のニーズに応えていくことができます。』と述べています。
B767Fは、国際民間航空機関/ICAOが決議したCO2排出量の規定により、2028年以降現状のモデルでの製造が難しくなるとみられていますが、貨物部門のBrian Hermesmeyer シニアディレクターは、今年6月に何らかの変更を加えて製造を継続することを検討していることを明らかにしており、今後のB767の行方に注目が集まっています。Photo : Boeing