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カーゴルックス、B777XFを確定発注し最大16機導入 A350Fの導入の可能性はほぼ消滅

 大手貨物エアラインのカーゴルックスは、B747-400型機の後継機としてB777XF(B777-8F)を選定したことを今年7月に開催されたファンボロー航空ショーで発表していましたが、今回最大18機を導入する契約をボーイングと正式契約したことを明らかにしました。

 発注内容は、確定10機とオプション6機の計16機となり、これにより導入が噂されていたA350Fの導入はほぼ消滅したと考えられます。

 今回の契約に際し同社のRichard Forson CEOは『本日締結した契約により、我々は航空貨物サービスのグローバルリーダーとしての地位を確固たるものにすることができます。老朽化した747-400Fを最新技術と燃費効率の高い777-8Fに置き換えることで、当社の長期的な持続可能性プログラムに貢献するとともに、お客様が期待するオーダーメイドのサービスを引き続き提供します』と述べています。

 現在エアバスは、ボーイングに対応するための大型化貨物機としてA350Fの開発を進めていますが、新規発注の顧客数は順調に獲得しているものの、機数においては大型発注は獲得できていない状況となり、各エアラインはまだA350Fは様子見といった状況で、貨物機の信頼性はボーイングが優勢である状況です。Photo : Boeing

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