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エアインディアとビスタラ、統合に向けた協議を開始

 ビスタラに出資するシンガポール航空は、ビスタラとエアインディアが統合に向けた協議を開始したことを明らかしました。

 これはシンガポール航空がシンガポール証券取引所に対して情報開示したことから明らかになったもので、シンガポール航空は『この協議は、弊社とタタグループの間の既存のパートナーシップを深めることを目指しており、ビスタラとエアインディアの潜在的な統合を含む可能性があります。なお議論は進行中であり、両当事者間で最終的な合意されていません」と述べています。

 ビスタラの出資構成は、タタグループが51%を保有し、残る49%をシンガポール航空が保有する内訳となっていますが、今年1月にタタグループがインド政府からエアインディアを買収した影響を受け、今回の協議が開始されたとみられます。

 なおビスタラは、羽田空港の発着枠を保有していることから、仮に統合が実現した場合は、エアインディアが羽田空港に乗り入れる可能性もあります。Photo : Vistara

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