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成田空港、2022年9月の空港運用状況を発表 国際線は前年同月比で発着回数143%旅客数513%と回復傾向

 成田空港は、2022年9月の空港運用状況を発表しました。

 国際線は、前年同月比で発着回数143%、旅客数513%と引き続き回復傾向が続いています。9月7日から日本入国時の水際対策が緩和されたこと受け、日本発着の渡航需要、中でも特にビジネス渡航が増加し、国際線日本人旅客数が前年同月比 721%と大きく増加しました。

 国際線外国人旅客数についても、前年同月比411%と8月(同比 314%)からも増加し、回復傾向にあります。なお、2019年同月比では国際線日本人旅客数 21%、国際線外国人旅客数 17%とコロナ禍前とは未だに乖離があります。

 国内線は、前年同月比で発着回数167%、旅客数200%と引き続き回復傾向にあります。また、夏休み以降はコロナ禍前と同水準で推移しており、全国旅行支援開始前の 9 月においても、2019 年同月比で旅客便発着回数 96%、旅客数 93%となっております。

 また2022年度上期としては、国際線旅客便は前年同期比で発着回数は約 1.5 倍、旅客数は 5 倍弱まで増加国内線旅客便は発着回数、旅客数ともにコロナ禍前の水準へ近づいています。


Photo : NAA

 国際線は、段階的に規制緩和が進んだことにより、太平洋線、アジア線を中心にビジネス需要、レジャー需要が増加し、旅客便発着回数が前年同期比146%、旅客数が前年同期比471%と大きく回復しました。国際線日本人旅客数については、夏休みシーズンのハワイ便などの需要増もあり、前年同期比600%と大幅増となり、国際線外国人旅客数につい
ても、前年同期比345%と回復傾向にある一方で、2019年同期比で見ますと、それぞれ 18%、12%と未だコロナ禍前とは乖離があります。

 国内線は、本年は 3 年ぶりの行動制限のないGWや夏休みシーズンがあったことで、一部期間に緊急事態宣言等が発令されていた前年同期と比べると、旅客便発着回数177%、旅客数204%と大きく回復しました。また、2019年同期比で見ても、旅客便発着回数95%、旅客数86%とコロナ禍前の水準に近づいてきており、発着回数については年度上期として第3位となっております。

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