国土交通省は、出発経路における騒音影響の軽減方策(大型機のB滑走路末端からの離陸滑走)の運用を、11月1日より正式に開始したことを発表しました。
羽田空港の新経路については、国際競争力の強化、首都圏における騒音負担の平準化の観点から導入し、令和2年3月29日より運用しています。他方で関係自治体等から、新経路の固定化回避等に関する要望があることから、新たな騒音対策を実施します。
その対策と実施されるのが、出発経路における騒音影響の軽減方策(大型機のB滑走路末端からの離陸滑走)の運用となり、B777、A330型機のB滑走路からの離陸開始場所を滑走路の一番後方(末端)とし、B滑走路から離陸した大型機の陸域の通過高度の引き上げや早期の旋回が可能となり、騒音影響の軽減を図るものとなります。
Photo : 国土交通省
以前までは、B滑走路からの離陸機は、離陸開始点として2つの誘導路(B13及びB14)を使用していましたが、B777やA330などの大型機は、原則として、滑走路末端の誘導路(B14)を使用し離陸します。なおB13からB14の間隔は約100mあります。