ボーイングが開発中のB777Xは、搭載するGE9Xエンジンの不具合により飛行試験を中断していることがわかりました。
この問題は、2022年10月6日の飛行試験中に発生した模様で、試験飛行機のN779XWが飛行中にエンジンの温度警告が発せられたことから、該当エンジンを停止しました。
GEアビエーションはすでにボアスコープによるエンジン検査を終えており、部品を取り外してオハイオ州ピーブルズにあるGEの試験施設に送り、さらなる調査を行う予定となっています。
なおGEは海外メディアに対して、エンジンに問題が発生したことを認め、我々は飛行試験の再開をサポートするためにボーイングと次のステップを調整していると述べています。
今回のトラブルによる開発スケジュールへの影響は不明ですが、仮に遅れが出た場合は、現在予定されている2025年の納入から更に遅れることが予想されます。Photo : GE Aviation