ボーイングは、開発中のB777Xにおいて搭載するGE9Xエンジンの不具合により飛行試験を中断していましたが、約2ヵ月振りに再開したことがわかりました。
この問題は、2022年10月6日の飛行試験中に発生した模様で、試験飛行機のN779XWが飛行中にエンジンの温度警告が発せられたことから、エンジンの検査を行い飛行を停止していたものとなりますが、試験機のN779XWが12月17日より飛行を再開したのが確認されています。
今回のトラブルによる納入スケジュールへの影響は不明ですが、2ヵ月の試験飛行の停止は、少なからず影響が及ぶものと推測されており、既にローンチカスタマーのエミレーツ航空社長は、更なる遅延を危惧しているコメントを述べています。
なお同型機は現在のところ2025年第1四半期の納入を予定しています。Photo : Boeing