イタリア財務省は、国営のITAエアウェイズの売却を巡りルフトハンザグループと交渉を開始することで合意したことを発表しました。
同省はLOI(基本合意書)を締結したことを明らかにしており、現地メディアによれば40%の株式を2～3億ユーロの価格で取得し、将来的にさらに株式を取得するオプションが付く見込みと報道しています。なお同省は現時点で詳細は非公表とするとしています。
ルフトハンザグループは予てからITAの株式取得に意欲を示しており、以前までは、スイスを拠点とする海運大手のMSCグループと共同での入札を予定していましたが、同グループは、イタリア政府の右往左往する方針に痺れを切らし撤退しており、今回はルフトハンザグループが単独でイタリア財務省との交渉を行っています。
ルフトハンザ側はイタリア市場は本国とアメリカを除く市場において最も重要であるとしており、ITAエアウェイズのグループ加入に積極姿勢となっており、このまま進めばグループの巨大化と共にスターアライアンス入りも視野に入ることになります。
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