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ボーイング、50年以上にわたるB747の歴史に終止符 最終機をアトラスエアに引き渡し

 ボーイングは、B747型機の生産最終機となる1574機目のB747型機(N863GT )をアトラスエアに引き渡しました。 今回のデリバリーフライトでは以下のルートを予定しています。

 B747型機の初号機は、1970年にパンアメリカン航空に引き渡され、その大きさや姿から「ジャンボジェット」「空の女王」の愛称で親しまれ人々の憧れの航空機となりました。また最大の旅客定員数の記録を37年間保持したことや、日本政府をはじめとした各国の政府専用機として長らく活躍しましたが、双発機の性能向上により徐々に活躍の場を失いました。

  今回最終機を受領したアトラスエアは、今後何十年にもわたって世界の航空貨物市場で重要な役割を果たすことを保証するとしており、生産は終了したものの、当面は同型機が活躍する姿をみることができそうです。

 なおB747型向けに建設され、体積で世界最大の建物であるエバレット工場ですが、今後はB737MAXの生産ラインが構築される予定となっています。Photo : Boeing

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