韓国のLCCのイースター航空は、同国国土交通部より航空運送事業許可(AOC)を再取得したことを明らかにしました。
同社は、新型コロナウイルスの影響が決定打となり、事実上の経営破綻となり、企業再生手続きを経て再就航を目指していましたが、約3年振りに運航を再開することになります。
経営再建にあたっては、ソンジョンがイースター航空を買収し運航再開に向けた準備進めていましたが、当局への不正資料の提出問題によりソンジョンの元で運航再開を果たすことはできず、新たにファンドのVIGパートナーズに売却されました。
この売却を転機に、財務状況が健全化されAOCの発給に弾みがつき、今回AOCの発給に至っており、3月に国内線としてソウル/金浦~チェジュ線の運航を再開し、年内には日本路線を含めた国際線を再開する計画としています。
同社の運航再開により、韓国の航空業界はコロナ以前よりもエアラインが乱立した状態となり、今後黒字化できるかが焦点となります。