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エティハド航空、保管状態から復帰した1機目がアブダビ空港に到着 約2年振りに本拠地に帰還

 エティハド航空は、運用再開を決めたA380型機の復帰1号機を、フランスのタルブ空港からアブダビ空港に向けて3月9日フェリーフライトを行いました。

 復帰1号機となったのは、A6-APGとなり、2021年4月からアブダビ空港を離れてスペインのテルエル空港に保管されていましたが、復帰が決まりメンテナンスのためにフランスのタルブ空港に移動し、約1ヵ月のメンテナンスを経て、今回本拠地であるアブダビ空港へ戻りました。

 同社は、新型コロナウイルスの影響を受け、保有していたA380型機の10機のうち4機を退役させ、現在は6機を保有している状態となりますが、まずは2023年夏に4機を復帰させ、アブダビ~ロンドン/ヒースロー線に投入する予定としています。

 同型機をめぐっては、先日にはルフトハンザドイツ航空が更に復帰させるA380型機の機数を増やす決定を行うなど、当初想定よりも世界的に多くのA380型機が復帰を果たしており、今後エティハド航空も残る2機を更に復帰させるのか注目となります。Photo : Etihad Airways

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