サウジアラビア航空/サウディアは、B787を最大49機追加導入する契約をボーイングと締結したことを発表しました。
契約の詳細は、B787型機(B787-9/10)を確定39機、オプション10機導入するものとなり、第2のフラッグキャリアとし設立が決まったリヤド航空の契約を合わせると、合計121機のB787を導入するという大型契約となりました。またこの契約は、金額においてボーイング史上で5番目となる契約であることが明らかにされています。
Photo : Boeing
サウディアは現在ジェッダを拠点としていますが、今後リヤド航空はリヤドを拠点として、両社ともに積極的にネットワークを拡大する計画としており、国策として両エアラインは、メガハブを構築し、世界有数のプレミアムエアラインになることを目標としています。
今後多額の投資により、両社は急成長することは必至とみられており、既存のメガハブを構築した中東エアラインなどにどこまで対抗するのか注目されます。また、メガハブを構築するにあたり、日本に就航する可能性も高いと考えられ、今後サウジアラビアの航空事業がどのような成長を遂げるのか注目となります。
なお同国は2030年までに年間1億人のインバウンドを目指すとしているほか、年間旅客数を現在の3倍以上となる3億3000万人とする計画としています。
サウジアラビアが2つ目の国営エアラインとしてリヤド航空の設立を発表 中東エアラインに対抗しスーパーハブを構築 将来的に日本路線も視野か