FSC 機材 航空ニュース

フィリピン航空、需要の回復に伴いA350-1000型機の導入を検討

 フィリピン航空は、航空需要の回復に伴いA350-1000型機の導入を検討していることがわかりました。

 これは同社のStanley Ng COOが明らかにしたもので、航空需要の回復に伴いワイドボディ機の増機を検討しているとし、特に大型機のA350-1000型機は有力な候補であるとしています。

 現在同社が保有するワイドボディは、A330-300×10機、A350-900×2機、B777-300ER×9機となりますが、新型コロナウイルスの影響を受けチャプター11を申請し、事業を縮小したことから、4機のA350-900型機を退役させています。

 しかしながら、コロナからの強い需要の回復がみられることから、年内に保有する全機を稼働させ、以前の計画通り2026年までに13機のA321neoを受領し、かつ今回のワイドボディの拡充を計画しているとしています。

 同社はコロナ以前からA350-1000型機の導入を検討しており、今後正式発注に至るのか注目されます。Photo : PAL

フィリピン航空、2023年3月26日より東京/羽田~マニラ線を増便しダブルデイリー化

フィリピン航空、民事再生法に相当するチャプター11から脱却

エアバス、緊急時パイロット支援技術の自動ダイバート『ドラゴンフライ』のテストをA350-1000型機で開始