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インド航空当局、自国エアライン保護を目的としてエミレーツ航空をはじめとするUAEからのスロット増加要請を却下

 インド航空当局は、自国エアライン保護を目的としてエミレーツ航空をはじめとするUAEからのスロット増加要請を却下したと現地メディアが報じました。

 エミレーツ航空とフライドバイは、インド航空当局に対して1週間の提供座席数を現状から50,000席を拡大する要請を行ったものの、これを却下し。同国のJyotiraditya Scindia航空大臣は、自国エアラインを保護する目的があることを示唆したとされています。

 エミレーツ航空はインド市場に注力していることで知られており、現在9都市に週170便を運航し、ドバイのハブを支える重要な市場の一つとなっています。なお今回の件を受け、エミレーツ航空のTim Clark CEOは、両国エアラインの成長を妨げるものであると同局の姿勢に不満を示しています。

 現在インドの航空業界においては、タタグループが運営することでエアインディアが変革期を迎えており、間もなくビスタラを吸収合併する予定で、新機材の導入により高品質なサービスを提供するエアラインに生まれ変わろうとしており、その上で中東エアラインは強力なライバルになるとみられています。Photo : Emirates

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