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カタール航空、約2年半振りにA350型機を受領 エアバスとの和解によりデリバリーを再開

 カタール航空は、約2年半振りにA350型機をエアバスより受領しました。 現地時間2023年5月13日に受領したのは、A350-1000型機のA7-ANTとなり、2021年11月に製造された機体となります。

 同社が最後にA350型機を受領したのは、2020年12月以来となり、その後はカタール航空が主張していた塗装劣化問題により、デリバリーが停止された状態となっていました。

 この問題においては、双方が損害賠償請求し、裁判が泥沼化することも予想されていましたが、最終的に和解に至り、両当事者共に責任を認めるものでないとし、今後はパートナーとして前進し協力し、修理プロジェクトにより航空機が安全に飛行を再開することを楽しみにしているとコメントしていました。

 カタール航空は、今後さらに20機以上のA350を受領する予定となっており、和解により再びA350型機の最大規模のオペレーターとなります。Photo : Qatar Airways

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