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エティハド航空のA380型機の復帰2号機が長期保管場所のテルエル空港から移動を開始

 エティハド航空のA380型機の復帰2号機が、長期保管場所のテルエル空港から移動を開始したことがわかりました。

 同社は、新型コロナウイルスの影響を受け、保有していたA380型機の10機のうち4機を退役させ、現在は6機を保有している状態となりますが、まずは2023年夏に4機を復帰させ、7月15日にもアブダビ~ロンドン/ヒースロー線に投入する予定としています。

 既に1号機は、アブダビ空港到着済みとなっており、今回2号機が長期保管場所であったスペインのテルエル空港を離れ、整備を行うフランスのタルブ・ルルド・ピレネー空港にフェリーフライトを行ったことが確認されています。

 復帰2号機となるA6-APHが飛行したのは、約2年振りとなり、今後数週間にわたりメンテナンスを行い、アブダビ空港に向かうものとみられています。

 同型機をめぐっては、当初想定よりも世界的に多くのA380型機が復帰を果たしており、今後残る2機を更に復帰させるのか注目となります。Photo : Etihad Airways

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