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カンタス航空、10年以内に全てのA380型機を退役させる方針

 カンタス航空は、10年以内に全てのA380型機を退役させる方針であることがわかりました。

 これは、次期カンタス航空CEOのVanessa Hudson氏が明らかにしたもので、10年以内に全てのA380型機が新型機に置き換えられる予定であるとしており、今後段階的に10機のA380型機が退役していくことになると予想されます。

 同社は以前まで12機のA380型機を保有していましたが、新型コロナウイルスの影響もあり2機を退役させ、現在10機を保有している状態となります。そして需要の急回復により全機稼働に向けて整備を進めている状態となりますが、今後全機が稼働しても、数年後には退役スケジュールが組まれることになると予想されます。

 なお現在、VH-OQB、VH-OQD、VH-OQH、VH-OQK、VH-OQJ、VH-OQG、VH-OQLの7機が稼働し、残る3機となるVH-OQC、VH-OQA、VH-OQIは機内改修を行っている状態です。

 既報の通りエミレーツ航空も2032年までにA380型機を退役させる方針であることがわかっており、今後10年でA380型機は一気に世界の空から消えることになりそうです。Photo : Qantas

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