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ハワイアン航空、ユナイテッド航空が狙う羽田空港の発着スロットを維持する方針

 ハワイアン航空は、ユナイテッド航空が狙う羽田空港の発着スロットを維持する方針であることがわかりました。

 これは同社のPeter Ingram CEOが海外紙に対して明らかにしたもので、今冬ダイヤにおいて、コナ線は段階的な増便になるものの、ホノルル線は全便再開させる予定とし、今後も保有する全スロットを維持する方針を示しました。

 先日ユナイテッド航空は、ハワイアン航空が未使用状態としている羽田空港のスロットを再配分するよう求め、グアム線の開設の意向を示しましたが、ハワイアン航空は、今後も維持する方針であることから、今後は需要状況をみながら、「U/Lルール Use it or Lose it rule」*に抵触しない水準で運航レベルを回復していくものと考えられます。

 このようなことから、今後はデルタ航空が返還したポートランド線の1枠のみを争う状況になったと考えられ、ユナイテッド航空が開設意向のヒューストン線か、あるいはデルタ航空を含め他社が新たな申請を行うかが注目されています。*80%以上の運航をを求め、未達成時はスロット回収 Photo : Hawaiian Airlines

ユナイテッド航空、空白の羽田発着枠において東京/羽田~ヒューストン、グアム線を正式申請 ハワイアン航空未使用分にも就航に意欲

ハワイアン航空、2023年10月29日より東京/羽田~コナ線の運航を週1便で再開 2024年3月までにコロナ以前の週3便に増便を予定

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