EU当局は、ルフトハンザグループによるITAエアウェイズの買収を承認する方針を固めたことがわかりました。
複数関係者などによれば、ここ数日の両者による協議により、詳細は不明ながらも大きな前進があったとし、EU当局はルフトハンザグループによるITAエアウェイズの買収を承認する方針を固めたとみられます。
この買収案をめぐっては、EU当局が競争上の懸念が複数存在するとし、何度もルフトハンザ側に対処策を提示させていたことから、イタリア政府やルフトハンザグループは苛立ちを示し、過度な要求を強いられた場合は、この計画を白紙化することも辞さないとし、協議が難航していました。
現在までにルフトハンザグループは、ミラノ・ローマの両空港のスロットの一部を手放すことや、2年間は大西洋路線においてITAエアウェイズを共同事業から除外するなどの譲歩案を示したことがわかっています。
なおこの審査の期限は2024年7月4日となっており、近日中に詳細が判明する見込みです。Photo : ITA Airways
イタリア政府、EU当局に対しルフトハンザグループによるITAエアウェイズの買収を承認するよう要求「イタリアに対する深刻な攻撃」