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スターラックス航空、ワンワールドへの加盟実現に向けた動きを加速も難題が存在か

 スターラックス航空は、ワンワールドへの加盟実現に向けた動きを加速させる方針です。

 同社は、将来的にアライアンスに加盟する方針であることが伝えられていましたが、今回株主総会にて同社会長がワンワールドに加盟することを希望していることを明らかにしました。

 また先日のIATA総会においても、この議論が行われたことを明らかにしており、今後加盟実現に向けた動きを加速させる方針とし、実現には2年はかかるとの見通しを述べています。

 現在台湾のエアラインにおいては、チャイナエアラインがスカイチーム、エバー航空がスターアライアンスに加盟していることから、ワンワールドへの加盟は自然な流れとなり、仮にスターラックス航空がワンワールドに加盟となれば3大アライアンスが拠点とすることになり、競争が激しくなることが予想されます。

 ただ一部識者においては、キャセイパシフィック航空が創設メンバーの特権である拒否権を行使する可能性があるとしており、以前にも中国南方航空の加盟手続きにおいて拒否権を行使したとの噂もあることから、スターラックス航空の加盟はこのような事情にも影響される可能性があります。Photo : Starlux Airlines

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