ヴァージンアトランティック航空など密かに2社に在籍していたパイロットが解雇されたことがわかりました。
解雇されたパイロットは、主にKMマルタ航空に在籍し、休暇時はヴァージンアトランティック航空で働くなどし、これまでに少なくとも2023年12月から2社で働いていたことが確認されています。
このようなことから、ヴァージンアトランティック航空は同パイロットを解雇しましたが、KMマルタ航空は引き続き雇用しているとみられます。
通常パイロットは、EU規則において飛行可能時間に制限があり、同パイロットは社内規約に違反しかつEU規則にも違反していた可能性が高く、今後ライセンスを剥奪される可能性も指摘されています。
なお大きなトラブルは無かったものの、これまで十分な休息をとらずに操縦していたことから、乗客は危険にさらされていた可能性が高く、事故が無かったのは不幸中の幸いと捉えることもできます。Photo : Viegin Atlantic