エアバスは、2024年内にアジアとアメリカのエアラインからA350Fの新規受注を獲得できる見込みであることがわかりました。
これはエアバスの貨物部門マーケティングシニアディレクターのBernard de l’Estoile氏が明らかにしたもので、現在、潜在的な発注について複数のエアラインと協議中であると述べ、2024年末までに発表される新規発注には、アジアとアメリカのエアラインが多く含まれるとしています。
また中国の貨物市場に注目しているとし、今後同国のエアラインからの受注も期待しているとしました。
現在A350Fは、10社のエアラインから55件の確定発注を受けており、まずは順調な滑り出しと言っていいような状況となっています。今後もボーイングの牙城となる貨物機市場を切り崩していく方針としており、どこまでシェアを伸ばすことができるのか注目です。合わせて新規発注を行うことが予想されているアジアのエアラインがどこであるのかも注目となります。Photo : Airbus