ボーイングは、中国エアラインへのワイドボディ機の納入を2ヶ月ぶりに再開しました。
納入停止後、先日2機のB777Fが中国国際航空に納入されたことが確認されており、今後は旅客型の納入再開も近いとみられています。
ボーイングはFAAの新基準によりコックピットの会話録音時間を25時間に変更しましたが、これに伴い中国当局は、ボイスレコーダーに内蔵されているリチウムイオン電池のバッテリーの追加の審査が必要とし、ボーイング機の納入を一時停止させていました。
今回、この追加審査が完了したことにより納入が再開されており、イレギュラーな納入停止により全体の生産効率を悪化させていることが指摘されていましたが、正常化に向かう見込みです。
なお引き続き納入停止が続いているB737MAXについても納入再開は近いとみられており、中国エアライン向けの機材の在庫は徐々に解消されていく見込みとなっています。Photo : Boeing