2024年6月13日に発生したティーウェイ航空の大阪/関西~ソウル/仁川線の機材トラブルによる大幅遅延で、乗客が集団提訴する方針であることがわかりました。
当該便においては、約11時間にわたり遅延したことから、この遅延便の乗客は、精神的苦痛や、事前に予約してあった旅行先の宿泊費、交通費などの補償を求めて、原告152名で9,000万ウォン(約1,000万円)の損害賠償請求を行う方針です。
このトラブルにおいては、投入予定の機材がザグレブ線に配備されたことから、同社が機材故障によるフライト遅延で事実上の制裁金が発生するEUのルールを回避するために機材変更を行い、本来遅延が発生しないはずの大阪/関西~ソウル/仁川線が会社都合により遅延したと主張しています。
なお同社は機材交換を行ったことは認めているものの、あくまでもザグレブの空港運用時間を考慮したものであったとしており、今後両者は和解できるのか、そして裁判になった際にはどのような判決が下されるのか注目です。Photo : Tway Air