機材 航空ニュース

COMAC、ファンボロー航空ショーで初のワイドボディ機となるC929をアピール

 中国の航空機メーカーのCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は、今週から開催されるファンボロー航空ショーにて、同社初のワイドボディ機をアピールする予定です。

 会場では、C929の模型が展示され、今後将来的な顧客に同型機をアピールする予定とみられ、C919に次ぐエアバスとボーイングに競合する機種の開発を目指します。


Photo : COMAC

 C929においては、当初CR929としてロシアとの共同開発が予定されていましたが、その後ロシアが開発から離脱したことを受け、COMAC独自の開発プログラムへと変更されています。

 現在のところ初飛行は2030年を予定し、座席数は280席、航続距離は1万2000キロとなる機材になる見込みで、今後ワイドボディ機市場においてもエアバスとボーイングと競合することになります。

COMACがサウジアラビアにC919を売り込み 将来的に同国での生産も検討

COMAC、長胴型などのC919ファミリーを開発しA321neoに対抗へ

キャセイパシフィック航空、C919の導入を検討か ABCの競争時代を歓迎