カタール航空のBadar Al Meer CEOは、A380型機の長期運用に意欲を示しました。
同CEOは、A380について、以前のインタビューにおいて近年開発されていれば成功した航空機になっていたとの見解を示すなど同型機を再評価していましたが、今回海外紙のインタビューにおいて、長期運用を想定していることを明らかしました。
同CEOは「世界の空港には非常に多くの制限があり、特定の空港への運航にはA380が最適な選択肢となります。例えばオーストラリアへのフライト数が制限されている場合、A380は当社にとって最適な選択肢となります」と述べました。
また他機種に比べてwifiスピードを改善する必要があるとし、今後改修を行う予定であるとしたほか、新型Qスイートについても搭載について社内で議論しているなどし、長期運用を見据えた改修に着手する可能性があります。
現在同社は8機のA380型機を運用し3機を保管としていますが、今後はこの保管機についても復帰するかどうかが注目となります。またエアバスもA380型機の再生産の可能性が完全に排除されたわけではないとするなど、A380型機の再評価によって、同型機がどのような運命をたどるのか注目が集まっています。Photo : Qatar Airways